オンラインがん相談サービス「CancerWith」には、看護師や社労士、キャリアコンサルタントなど、さまざまな職種のアドバイザーが在籍しています。専門職ごとのスキルはもちろん、人間味あふれる個性的な皆さんです。認定アドバイザー紹介Vol.2では、看護師の堀川明日香さんにお話を伺いました。
── 自己紹介をお願いします
看護師の堀川明日香です。がん拠点病院 外科病棟勤務経験があり、現在はグアドループ島（カリブ海にあるフランス海外県）在住です。
趣味は、サルサダンス、ジョギング、旅行です。新型コロナウイルスの影響でサルサダンスと旅行が出来ないので、最近は家庭菜園とDIYを始めました。
── 得意な分野を教えてください
大腸がんと肝胆膵がんの経験が長いので、病態生理や癌の症状などは相談に答えやすいです。CancerWithでは乳がん患者様が多く、この数か月間で乳がんについて勉強をしましたので、得意分野になりつつあります。乳がんの治療では手術、放射線、化学療法、そしてホルモン療法と様々な種類の治療方法があり、治療期間も長いので看護の必要性を感じます。CancerWithの活動を通してまだまだ自分に足りないものを感じ、現在日本の通信大学で生命倫理や臨床心理などを受講しています。今後スピリチュアルケアなども積極的に取り組めたらいいなと思っています。
── CancerWithで回答していて良かったな、嬉しいな、と思ったエピソードはありますか？
リピーターさんが嬉しいですね。もちろん不安や心配がなく過ごすことが一番なのですが、がんを抱えていたら些細なことも不安になるのが当然だと思います。リピーターさんは私たちのことを信頼して戻ってきてくれるのかなと思いますし、またそのリピーターさんの経過や気持ちの変化がわかると嬉しいです。
その他に、同じアドバイザーである社労士の清水さんや、キャリアコンサルタントの吉田さんと協力して回答出来たときは嬉しいですね。自分にはわからないお金や保険の分野、がんサバイバーの気持ちなどを追加してくださると回答の質がぐんと上がるように感じます。
── どういう人にCancerWithを使って欲しいですか？
皆さん使ってください！というのが本音です。
特に使ってほしい方は、「これ聞こうと思ったのに、忘れた！ 次の受診は1か月後だ」「ブログではこう書いてあるけど、本当かな？」「こんな質問恥ずかしくて対面では聞けない」「何も悪いことをしていないのになぜ自分だけこんな病気になってしまったのだろう・・・」というような悩みを持つ方々です。
ネットには様々な情報が載っていますが、ブログや体験談などでは情報が正しくない場合もあります。専門家の私たちだからこそ正確な情報をお届けできると思っております。
また、ご家族のご相談も増えるといいなと思っています。がん患者様を抱える家族の負担や不安は大きいものだと思いますが、中々相談できる場所がないのかな、と感じています。例えば外来に一緒に行くことができなかったり、聞きたくても患者様の前では聞きにくかったりということがあった際にはCancerWithへ相談してください。
Twitter: @asuka_joa
