オンラインがん相談サービス「CancerWith」には、看護師や社労士、キャリアコンサルタントなど、さまざまな職種のアドバイザーが在籍しています。専門職ごとのスキルはもちろん、人間味あふれる個性的な皆さんです。認定アドバイザー紹介Vol.5では、看護師の横田紗也佳さんにお話を伺いました。
── 自己紹介をお願いします
看護師の横田紗也佳です。がん拠点病院 外科・内科病棟勤務経験があり、現在はアメリカ フロリダ州在住です。
趣味は、カラオケ、旅行、美味しいものを食べる事です。海外移住して日本食が恋しく現在は自炊を頑張っています。
── 得意な分野を教えてください
私自身が15歳の時に白血病に罹患し治療した経験があるので、患者として治療の辛さや、経験したからこそどう備えるか、どう治療に挑むか、どのようにして今後の人生を、病気との折り合いをつけつつ付き合っていけば良いのか、一緒に悩みながらアドバイスができるのではないかと思います。
看護師としては、消化器、呼吸器、血液系、整形外科病棟での勤務経験があるので、病態生理やがんの症状などは相談に答えやすいです。CancerWithでは乳がん患者様が多く、乳がんについても勉強を進めているので、得意分野になりつつあります。
CancerWithの活動を通して、まだまだ自分に足りないものを感じ、日々継続学習をしています。今後は日本にとどまらず、アメリカでの看護師としての勤務を目指し、さらなる知識を身につけ、幅広いアドバイスができるようになれたら良いなと思っています。
── CancerWithで回答していて良かったな、嬉しいな、と思ったエピソードはありますか？
ご相談者様が、1度でなく2度、3度とその後も繰り返しCancerWithを使用してくださった時に喜びを感じます。少しでも、私の回答が役に立てたのかな？継続利用してくださるご相談者様は信頼してくださっているのかな？という喜びと、さらなるやる気に繋がります。
人生の中で心配事や不安なこと、不満なく生きていけることが一番理想ではあると思いますが、特にがんと診断されたら誰しもがショックです。告知直後から明るい将来の想像をできる方は稀なのではないかと思います。その中でご相談者様の心がほんの少しでも軽くなればと思い、日々全力で回答しています。
また、ご相談回答時には自分だけでは回答はせずに、あらゆる視点からより良い回答ができるように他職種連携をします。その際に、ONE FOR ALLなチームで一体感を感じ、嬉しくなるポイントでもあります。
── どういう人にCancerWithを使って欲しいですか？
皆さん使ってください！というのが本音です。
特に使ってほしい方は、「これ聞こうと思ったのに、忘れた！ 次の受診は1か月後だ」「ブログではこう書いてあるけど、本当かな？」「こんな質問恥ずかしくて対面では聞けない」「何も悪いことをしていないのになぜ自分だけこんな病気になってしまったのだろう・・・」というような悩みを持つ方々です。
ネットには様々な情報が載っていますが、ブログや体験談などでは情報が正しくない場合もあります。専門家の私たちだからこそ正確な情報をお届けできると思っております。
また、ご家族のご相談も増えるといいなと思っています。がん患者様を抱える家族の負担や不安は大きいものだと思いますが、なかなか相談できる場所がないのかな、と感じています。例えば外来に一緒に行くことができなかったり、聞きたくてもご本人の前では聞きにくかったりということがあった際にはCancerWithへ相談してください。
