オンラインがん相談サービス「CancerWith」には、看護師や社労士、キャリアコンサルタントなど、さまざまな職種のアドバイザーが在籍しています。専門職ごとのスキルはもちろん、人間味あふれる個性的な皆さんです。認定アドバイザー紹介Vol.3では、キャリアコンサルタント・吉田ゆりさんにお話を伺いました。
── 自己紹介をお願いします
キャリアコンサルタントの吉田ゆりです。一般社団法人がんと働く応援団の代表理事をしており、わたし自身も卵巣がんサバイバーです。
神奈川県在住で、趣味は、歌・バイク・読書・人間観察・スノーボードなどです。
── CancerWithのアドバイザーになったきっかけを教えてください
生きていく上で出会う様々なライフイベントを活かし活躍し続けられる人を増やしたい、そしてそれを応援する社会にしたい。これは自分自身が育児と仕事の両立に悩んだ時、治療と仕事の両立に悩んだ時に感じた事でした。
自分の求める答えはネットには載っていない。自分しかその時のベストな選択肢はわからないのです。キャリアカウンセラーはアドバイザーではありません。その人の中にある次の道へ進むための「鍵」をみつけるサポーターです。自分ががんを経験したことで、がん経験者の仕事や家庭を含むキャリアについて相談できる場所がまだ少ない現状を何とかしたいと思い活動を始めました。それと同時にCancerWithを知り、この取組みに共感しアドバイザーとして参加を決めました。
── 得意な分野を教えてください
仕事について、職場について、同僚・上司との会話、制度利用について、その他職場での困りごとなどに回答できます。その他、家庭での悩み、家族問題、人間関係、将来の事、転職支援等も行っています。
── CancerWithで回答していて良かったな、嬉しいな、と思ったエピソードはありますか？
CancerWiithのいいところは、なかなか日常的には出会わない同じ子育て世代、ワーキング世代の悩みをサポートできる所だと感じています。
病院、職場、パートナーや親にも言えないような、もやもやに寄り添いお返事を書いたところポジティブなお返事をいただけた時、自分ごとのように嬉しくなります。なかなか今まで担っていた役割を同じようにこなせないもどかしさ、頑張りたいという気持ちは強いのに思うように動かない身体に1人悩む人を言葉を通してハグする事が出来るようにこれからも意識していきたいと思います。
── どういう人にCancerWithを使って欲しいですか？
ある日突然がんになったけど、今までの役割をこなさなきゃと頑張っている皆さんにぜひ利用していただきたいと思います。治療に仕事に日常生活にと、皆さんが思っている以上にみなさんは偉業を成し遂げていると思います。まずは、そんな自分を褒め、愛しんで欲しい。そして、いつでもその時の気持ち、思っている事、悩んでいる事聞かせてください。1人で思い悩む必要はありません。ここは今の皆さんをそのまま受け止めるメンバーが集う場所です。
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